
夏になると最高の贅沢を味わう。
7/11午後から時間がとれたのでプールで泳いだ。ジムで週に一度泳いでいるがそれとは意味合いがまるで違う。ここは最高の贅沢を味わうためのプールだからだ。その条件はいくつかある。
①屋外②50m以上③水が清潔で冷たい事④混んでいない事
主に利用しているジムには25mプールがある。都内のジムに比べれば空いていて一応泳げるレベルだが、①~③を完全に満たさない。
この屋外プールは今まで行ったどのプールよりもイイ。都内ホテル、リゾナーレ、マリーナベイサンズも敵わない。オレにとっての基準は設備の豪華さではないからだ。7/11は夏休み前で、午後雷雨が予想されていた事もあって貸し切り状態だ。
誰もいないプールで、水が冷たいので気を付けてください、と監視の人に言われた時点で一生に何回あるかわからない。
澄んだ水に潜り、光が反射し揺れる底面を確認して、できるだけ大きなフォームで泳ぎだす。クロールの息継ぎで青い空と白い雲をぼんやり見ながらまずは10往復。前から人が折り返してくるのを気にする必要もない。全身を脱力しながらまた10往復。
そしてプールサイドに横たわると、セミや鳥の声が聞こえ、遠くから何かの金属が接触するような音がかすかに聞こえる。少し経つと身体がジリジリしてくるのでうつ伏せとあお向けを何度か繰り返す。紫外線など気にしたことはない。シミやシワはそのせいか?
そしてまたプールに飛び込む。何度も繰り返す。仰向けで浮かんでいると空が近づいたり遠のいたりする。
ずっとここにいれたらどんなにイイだろう、といつも思うが、現実はそうもいかない。
何か所か故障中の張り紙がある水しか出ないシャワーを浴びて外に出ると身体がふわっと浮いたような感じになる。
夏にプールがあってホントに良かった。
オレにとっては最高の贅沢だ。