MISSON:IMPOSSIBLE THE FINAL RECKONING

PART ONEから2年。ファイナル・レコニングが公開された。

前作にもまして強烈なアクションの連続だ。どうやって撮ってるんだ?が随所に現れる。ひとつひとつのシーンが一筋縄ではいかないのは素人のオレでもわかる。その過程には想像を絶する準備が詰まっている。アイデアを実現するためのストーリーの創出、場所の選定、道具の作成と整備、更には数か国の法律に適合させる作業、そしてチーム全体の意識合わせと実践、個々の心と身体の鍛錬等、マインドマップにすれば階層がどれだけ深くなるか想像もできない。

まさにミッションインポッシブルだ。

「怖がることを気にしない。怖くないわけではない。ただ気にしないだけだ。」トム・クルーズが語るこの言葉が全ての原動力になっている気がする。人には様々な恐怖があるが、恐怖を排除するのではなく、そういうものとして、ただそこにあるだけにする、という感覚だろうか?「恐怖」でそれができれば痛みを伴うような他の感情(たとえば「苦悩」)にも応用できるだろうか?

シリーズは全て見ているが、トム・クルーズの肉体は今回が一番キレていた。若いそれとは違って年齢を重ねた凄みが宿っていた。

これを見るまでこの回で終わりかな、と思っていたが、Missionはまだまだ続きそうだ。