
JOHN WICKは好きで全作見ているが、このスピンオフ作品もJOHN WICKの世界観満載だった。ストーリーはもちろん映像も音楽もセリフ、表情もまさしくJOHN WICKだ。アクションにおいても、特に殺し方にはこだわりが見えた。
スピンオフ作品は結構好きで見るが、犀原 茜「闇金ウシジマくん」やファネット「ゴルゴ13」は特にイイ。この作品のイヴも今後の展開が楽しみなダークヒーローだ。
国宝を見たのが1週間前だが、どちらかというとこの映画のように全編を通して殺しっぱなしのような映画が性に合っている気がする。性格が歪んでいる証拠だ、と言われるがそうかもしれない。悪人しか登場しないという作品の方が安心して見れる。善人が活躍するような作品は疑問点ばかりが浮かんでくる。そして少しでも偽善的要素が見えると途端に空虚になり色褪せる。それであれば悪というか本能というか人の心の奥底にある性や思いが一貫している場面の方が見ていて安心だ。それに偽善よりも偽悪の方がマシだと思うのはオレだけか?
愛犬や父親の敵討ちで数百人を血祭にあげるJOHN WICKの世界観を堪能した。